TOPICS
【講習会レポート】松田塾新潟校、第6回目
今回のメインはカシミアのコート。ブラッシングから、洗い、仕上げまで。ひと通りの流れを先生と一緒に追っていきました。後半はスラックスに戻って、メンバーからの相談にじっくりと時間を使いました。
カシミアのコート、ドライか水洗いか
カシミアを洗うとき、ついドライを選びがちです。ただ、すっきり感でいえば、やはり水洗いのほうが断然上。
とはいえ、型崩れや縮みが心配で、結局ドライにしてしまう。すると汗などの汚れが少しずつ蓄積して、べたっとした風合いになってしまう・・そんな葛藤を抱えている方も多いのではないでしょうか。
松田塾では、やはり水洗い一択です。
洗う前の“ある”ひと手間で、仕上がりの品質がぐっと変わります。そのコツを教わりながら、講習は進んでいきました。
ブラッシングにも干し方にもすべてにコツがあります。こうした細かなワザの積み重ねが、仕上がりの差になるんだと感じます。
カシミアのコート、スチームだけで仕上げていませんか?
カシミアというと、やわらかさを残したいので、スチームで吹き上げるだけ・・というイメージの方も多いのではないでしょうか。
でも先生の答えは「カシミアにもアイロンはかける」。
スチームだけで済ませるのではなく、かけるべきところにはちゃんとアイロンをかける、いせこみもする。そうすることで、コートとしての形がきちんと出てくるんですね。
デリケートな素材だからと手を控えすぎると、かえって形がぼやけてしまう。そういうことなのかもしれません。
スラックスのポケットが収まらない。原因は「いせ込みすぎ」
スラックスでは、メンバーのひとりから「ポケットがどうしてもきれいにピタッと収まらない」という相談がありました。
本人はいせ込みが足りないと思っていたようです。ところが先生に見てもらうと、むしろ逆。いせ込みすぎでした。
うまくいかないと、つい「もっと、もっと」と手を入れたくなるものです。でもそれ自体が原因だった、というのはなかなか自分では気づけません。その場で直し方まで教えてもらえたので、本人もかなりスッキリした様子でした。
お互いの仕上げを、遠慮なく
今回も、それぞれが仕上げてきたものを持ち寄りました。先生に見てもらうのはもちろんですが、今回もメンバー同士で「ここはいいね」「ここはもう少しこうかな」と批評し合う場面が多かったです。
人の仕上げを見ると、自分のクセがよく見えるようです。
最初のころは遠慮もあったと思いますが、今はわりと率直に言い合えるようになってきたようです。回を重ねてきたからこそ、かなと思います。
まとめ
カシミアは水洗い、そしてアイロン。ポケットは「足りない」ではなく「やりすぎ」。今回は「そうだったのか」が多い回でした。
なんとなく動かしていた手に、ちゃんと理由がつく。その手に迷いが無くなってくる。そうすると自然と仕上げの品質が変わってくるはずです。
これからも講習会のレポートを続けていきます。参加してみたいという方は随時募集中ですので、お気軽にお声がけください!
よくある質問
Q. 松田塾新潟校って、どんな集まり?
A. 新潟と北海道でクリーニングの仕事をしている人たちが集まって、高級なスーツの仕上げを練習する講習会です。運営は株式会社光栄産業。回を重ねながら、少しずつ技術や知識を積み上げていく場になっています。
Q. 何を教えてもらえるの?
A. スラックスやジャケットの仕上げが中心です。アイロンや鉄万の使い方はもちろん、「スーツ本来の形」をどう表現するか、というところまで先生に見てもらいながら練習します。
Q. 参加したい場合はどうすればいい?
A. 随時募集中です。株式会社光栄産業(025-386-9332)まで、お気軽にご連絡ください。
