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【第2回講習を終えて】本当の技術習得とは

先日アップしました「第2回のジェニュインプレス講習」のレポート。

その後、この講習の振り返りも兼ねて、松田先生とお話しさせていただく機会がありました。
詳しい内容はここでは省きますが、やはり大事なポイントは「スラックスのプレスは基本中の基本」ということ。

そしてもうひとつ印象的だったのが、「スラックスのプレスが合格できなければ、ジャケットやYシャツのプレス習得に進むことはできない」という松田先生の言葉でした。

そうなんです。基本がなければ応用はできませんし、付け焼き刃の技術では、いずれ化けの皮が剥がれてしまう。でも逆に言えば、基本をしっかり体に染み込ませてしまえば、応用の道はいくらでも広がるということなんです。

講習会は、あくまで“スタートライン”。本当の技術習得は、ここからが本番です。

 

考えながら繰り返し練習し、技術を自分のものにする道

講習会で覚えたことは、時間が経つとどうしても薄れてしまいます。だからこそ、自分の手で繰り返し練習することが大切です。講習会を受けることが目的ではなく、技術を身につけて価格へ転嫁することが目的です。

一度教わって終わりではなく、講習当日に学んだプレスを何度も自分で行いながら、「どんな感覚だったか」「どの力加減が良かったか」を思い出して確かめていく。

もし忘れてしまったところがあれば、動画を見て復習し、少しずつ技術を磨いていく。

その積み重ねこそが、技術を本物に変える力だと思います。

 

スラックスプレスは“基本の基”

スラックスのプレスは、まさにすべての基本です。このプレスを確実にできるようにならなければ、次のステップであるジャケットや上着のプレスには進めません。

一見すると地味に思えるかもしれませんが、スラックスの仕上がりこそが全体の印象を左右する、いちばん大事な工程なんです。

ここを正確に、美しく仕上げられるようになること。それが、プロとしての自信につながっていきます。

 

技術が自信を生み、価格を上げる理由になる

技術を磨くということは、つまり自分の価値を高めることです。繰り返し練習を積み重ね、安定した仕上がりを提供できるようになれば、お客様に対しても「この品質ならこの価格で当然です」と胸を張って言えるようになります。

自分の手が確かな技術を持っている――そう実感できたとき、初めて“価格”が“自信”へと変わります。

 

これからのステップへ

第2回の講習を通して、皆さんそれぞれが自分の課題や伸びしろを見つけられたのではないかと思います。
次の一歩は、そう――“学びを継続すること”です。

スラックスを何度もプレスして、身体にその動きを染み込ませる。動画を見返して、動きや手順をもう一度確認する。そんな小さな積み重ねが、やがて確実な進化につながっていきます。

そしてその先には、より高度な仕上げ技術の世界が待っています。

焦らず、丁寧に。一歩ずつ進んでいきましょう。

 

 

 

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